使用されるモーターは今年4月8日の開催から初下ろしされたもので、従来型から1馬力ほど低下させた出力低減型モーターが導入された。これまでの浜名湖は比較的パワー差のない印象だったが、この新型モーター特有の激しいパワー差が浜名湖でも発生。コース別入着率といった総体的な数字に大きな変化は見られないが、レース個別に見た印象は明らかにこれまでの〝コース勝ち〟から〝パワー勝ち〟が増えている。主力級でも低調機に当たってしまうと、今までのようにテクニックだけではカバーしきれないのが現状。毎節、数機の上位機が勝ちまくる現象が起きており、モーター抽選が今まで以上に重要な前検業務になったことは確かだ。そこで注目のエンジンを幾つか挙げたい。まず初下ろしシリーズでケタ違いの気配を示す〝オバケモーター〟となったのが24号機。当時B2級の和田拓也が大外一気でデビュー初Vを達成。飛び抜けた連対率ではないが、現在も上位級を約束する優秀機の一つ。エース機は何度も「節一級」のコメントが出されている25号機。続くのが操者全員が中堅の域を突破している19号機。破壊力といった点では上昇度の高い7、38、51、56号機がお勧めだ。
- ●集計期間:2015年4月8日~9月23日
- ●寸評は2015年9月23日現在。
- ※ヤマト331型(出力低減)を使用しています。