レース展望

心躍る白熱バトル! ボートレース界の頂点を極める戦いが始まる!!

1年間の勝率上位者同士が実力を競い合う『ボートレースダービー』は、10月20日(火)から25日(日)までの開催。ボートレース界の頂点を極める戦いは、見どころ満載です。

容易くは決められないシリーズリーダー候補をあえてピックアップするならば、山崎智也・篠崎元志のイケメン両雄が筆頭。現在賞金獲得ランキング1位&2位の実力者です。

山崎智也選手は今年、ボートレースオールスター(大村)とグランドチャンピオン(宮島)で優勝。SGタイトル獲得数を九つに伸ばしたばかりか、住之江(2月)・常滑(4月)・福岡(7月)のGⅠ戦で優勝を飾り、獲得賞金も1億1700万円あまりと、勢いは他に追随を許しません。
攻めを中心に攻守のバランスがとれた作戦行動には意外性もあり、予断は禁物。時に波乱さえ生み出す幅の広さが魅力です。
浜名湖は2005年と2014年の周年記念を獲っている得意水面だけに、活躍への期待は留めありません。

この山崎選手を追う篠崎元志選手は、現在7800万円余りの賞金を獲得中。若松の周年記念(6月)を獲った後は、8月蒲郡のボートレースメモリアルで優勝。2012年のグランプリシリーズ戦(住之江)以来のSG2冠を達成しました。
外見だけでなく内面的にも『ナイスガイ』といえる篠崎元志選手は、レーサーの資質も豊か。迫力あるレースでファンを感動に誘います。基本のスタイルである積極的戦法は、広い水面にうってつけ。まだあまり実績のない浜名湖で新しい伝説をつくりそうです。

このふたりに続くのは、峰竜太選手。今年は一般戦で優勝5回。獲得賞金ランキング5位と健闘が光ります。
しかし、宮島グラチャンに続き、蒲郡メモリアルで味わったSG優勝戦2着の悔しさは骨身にしみわたっています。今度こそ、周年タイトルをモノにしたことのある浜名湖でSG初戴冠をと、本人もファンも固く念じていることでしょう。内容の濃いスピード戦に期待です。

さらに、ドリーム1号艇の白井英治選手の存在感は論を待ちません。
全速でスリットに入ってくる加速感に満ちたスタートに加え、キレイで鋭い旋回は鮮やか。華麗さと美しさと豪快さが両立した稀なレーサーです。
ホワイトシャークの勇猛果敢な戦いからはひと時も目が離せません。

ドリーム2号艇の茅原悠紀選手は、浜名湖の相性が決していいとは言えませんが、しかし水面を問わない高速ターンテクニックが大いなる武器。枠番に関係なく、レースの主導権を握ることでしょう。

5名参戦の地元勢では、坪井康晴選手と菊地孝平選手が軸であることは言うまでもありません。
浜名湖のSGでは無類の強さを誇る坪井選手は2006年のグラチャンと2008年のチャレンジカップで優勝。ファンからも厚い信頼を得ています。元来、独自の調整理論を持ち、試行錯誤の中から『自分の方法』を編み出しているだけに、モーターの素性に関わらず、エンジンを出してきます。泥臭くも粘りある競走を堪能したいものです。
昨年のMVP・菊地孝平選手は、今年まだ結果を出していませんが、ポテンシャルの高さは誰もが認めるところです。今年は児島一般戦の優勝どまりですが、この地元SGに照準を合わせていることは間違いありません。高い感性を駆使して、激戦をくぐり抜け制してくることでしょう。

このほか・・・
ディフェンディングチャンピオンで、浜名湖は優勝4回。内、東海地区戦を制している仲口博崇選手
今年優勝5回と堅調。2年10ケ月ぶりにSG戦線復帰を果たしファンの声援に応える笠原亮選手
新人時代から高い評価を得てきた逸材もデビュー15年。ついに初のSG出場を果たした山田雄太選手
誰にも負けないスタート力を誇り、一刀両断の速攻戦でライバルに脅威を与えるSG初の松村敏選手
近況、8点台半ばの勝率をマーク。変わらぬスピードに経験値を加え、安定感抜群の田中信一郎選手
ダービー15年連続26回目の出場は崇高な記録。真の勇者の価値を実戦で示し続ける今村豊選手
今村選手に次ぐ、ダービー出場19回目は超一流の証。常に第一線に立つ王者・松井繁選手
など、有力メンバーはキリがありません。

10月20日(火)から25日(日)まで浜名湖で開催される『第62回 ボートレースダービー』にどうぞご期待ください。

※ 文中のデータは平成27年9月22日現在のものです。